えぴそーど3

MrMoonlight2005-07-17

3連休の中日。
ようやくスターウォーズ エピソード3を見る事が出来ました♪


感想としては上手に作ったなぁという一言につきますね。
続きものの宿命として前作までの設定を継承しなきゃいけないというのは当たり前の事なんだけれども、
この作品の場合は先にEP4〜6が作られてしまっているので、頭だけじゃなくお尻のつじつまも合わせなきゃいけないわけですよ。
そこは上手く作ってましたね。

事前情報で聞いていた、戸田奈津子女史が時々やらかす致命的な誤訳(フォースに関する件だそうなんだけど)というのも全然気づきませんでした。
修正がされていたのか、それとも誤訳という情報自体が誤りだったのか…。


今回、プログラムの中でルーカスが言っていましたが、正にスターウォーズってのはアナキンの贖罪の物語なんですね。
ラスト1時間に情報を詰め込みすぎて、少なくとも得たい情報はそこだけ見れば十分に事足りるんだけど、何故そうなったかという理由をつきつめていくにはやはりEP1〜2が必要だったんだなと思わざる得ないし、その結果がどうなるかというのもEP4〜6を見なければわからない。
ルーカスが4〜6、1〜3という順番で見た場合と、1〜6という順番で見た場合とで感じるものが違う人がいるはずと言っているんだけど、それもしかり。
また4〜6を見たくなっちゃいましたよ(苦笑)


とはいっても私は元々、それほどスターウォーズってやつが好きなわけでもないんですよね。
DVDは一応持ってますし、EP1と2は劇場でちゃんと見ましたけど。
むしろ昔は大嫌いな映画だったんです。
食わず嫌いもとい、見ず嫌いってやつなのですが。


私の場合、確か中学とか高校の頃にEP2か3の公開があったんです。
当時すでに特撮マニア(苦笑)だった私は、スターウォーズの特撮(当時はまだSFXなんて言葉はなかった)
は金さえ積めば誰でも出来る芸当とバカにしてたんです。
あの頃、特撮映画の裏側見せますみたいな特番では必ずスターウォーズが紹介されていて、生意気に「スターウォーズなんか紹介してるようじゃ終わりだな」なんてほざいてたのを覚えています。
要は当時、円谷マンセー、釣り操演マンセーのバカガキなだけだったんですけどね。
あとはスターウォーズが特撮の権威みたいな感じになってしまっていたから、
日本にもちゃんとした特撮があるんだぞっていう、いわば海外ブランドに対する敵対心みたいなものもあったんじゃないかな。


だから、スターウォーズなんて大学に入るまで見た事なかったし、見てない事を逆に誇りにしていたくらいだったんですよ。
本当にガキだね(苦笑)


社会人になってとある飲み屋に行ったら、BGVでEP4が流れていたんです。
単なるBGVだから音声は無いし、それに加えて何故か字幕も無し。
そこで途中だけなんとなく見ちゃったのですが、結局気になってその週末には3部作をレンタルしてました。
で、3本見たらそれなりに面白いでやんの(苦笑)


まぁ自分が見てもいないのに権威というだけで毛嫌いしてたガキだったって事なんでしょうけど、この事で権威を知りもしないのに嫌うというのが如何に愚かしい事なのかというのを知った様な気がします。
今もどこでもいるよね。
権威やブランドっていうだけで忌み嫌う人って。
そういうのを否定したり逆らったりするのがカッコいいみたいに思ってたりして。
確かにそれらの中には偉ぶって格好だけのものになってしまっているものがあるんだけど、そうでないものも多いですからね。
でも、中には今回のスターウォーズの様に中身を伴ったブランド・権威ってものもちゃんとあるわけですよ。
たかがSFの作り物かもしれませんが、権威嫌いの人にこそスターウォーズシリーズってのは見て欲しい映画なのかもしれませんね。