うめちゃん

とうぜん梅ちゃんですよw

3連休の中日。
スターウオーズEP3を見た後は、大銀座落語祭へ移動。


「祭」とつくだけあってこの3連休で昼夜20近い高座やステージが銀座界隈のホールで行われる。
東西の噺家が多数出るだけでなく、俳優やタレントが入り混じってのステージなので、落語ファンならずとも是非1度は見て欲しいイベント。
しかも1ステージがどれも2000円くらいで見れるんだからね〜。
いくつも掛け持ちで見る人だってたくさんいますよ。


そんな私はチケ争奪戦に敗れて、この日の夜の部1つしかGET出来なかったのですが…(泣)


JR有楽町駅前にあるよみうりホールで開催された大銀座落語祭2005スペシャルプログラム「風間がワ、ハ、ハ、と大笑い!」を見る事とする。


俳優である彼が落語をやっているという話は以前から知っていたが、聞くのは初めて。
まぁ別に私は彼のファンではないし、同じ落語を聞くのであれば、上野に移動して鈴本でも行けば良いんだけど、なんと今回は前座が凄い。


ポカスカジャンウクレレえいじ、そして梅垣義明ですよ!
梅ちゃんキタ━━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━━!!!!


ハッキリ言っちゃえば、風間杜夫の噺なんてどうでもいいんだよ。
生でポカスカと梅ちゃんを2000円で見れるっていうのが嬉しいの♪


ウクレレえいじ
知らネw


席はセンター通路側で前から4列目とかなりの良席。
落語関係は結構良席を引けるのだが、その分ハローとかの席運が悪いんだよな(苦笑)


入り口で落語関係のチラシと大銀座落語祭のウチワを貰う。
他のお客を見ると、既に入場前からウチワを持っている人がいたりして、
あぁあの人は昼の部も見てきたのねというのがわかる人にはわかったりする。


会場の入りは…半分くらいかな。
1階席は後ろの数列が若干空いてる程度だが、2階席はガラガラ。
まぁ言っちゃなんだが、この日の企画の中ではその程度の入りでもしょうがない内容だから、こんなものなのかも。


定刻より若干遅れての開演。
1組目はポカスカジャン


WAHAHA全体に言える事だと思うんだけど、彼等はやはりTVじゃない方が断然面白いね。
確か昨年のフジ24時間TVで矢口なんかとポカジャンが深夜枠でなんかやってたけど、正直彼等の持ち味があまり出てなかった。
それなりには面白かったけど、やはり放送コードとかある世界じゃダメだよ。
基本的にWAHAHAは下品が売りなんだから(苦笑)


時間にして15分程度かな。
思いっきりポカスカワールドを満喫させていただきました。


で、毎度のテーマソングに乗って彼等が引き上げようとしたその時…会場全体でネタアンコールの声と手拍子。
前座だよ、彼等。
そりゃーそれなりの知名度と人気があるのはわかるけど、仮にもこの公演は風間杜夫のものなんだから。


前座へのアンコールというのは私も正直初めて。
ポカジャンも「いや、後がつかえてるので…」と嬉しいながらも困った顔で答えている。
で、結局ワキをチラチラ気にしながら小ネタを1つ追加でやって終わり。
う〜ん、満足。


続いて「ウクレレえいじ
名前は聞いた事あるけど、この人の芸って見た事ないなぁ。
なんか人のよさそうなお兄ちゃんがグダグダとネタをやっている。


と思ったら、「ウクレレ津軽海峡を表現します」なんて言い出した。
ふ〜んと思ってみていると、ウクレレを勢いよく引き、あたかも津軽三味線のような音を出している。
勿論、ピックなんか使わないで素手で。
すげーとちょっと感心。


でも、一番面白かったのはホテルカリフォルニアのメロディで歌ったサウナの仮眠室で猫ひろしと営業をやった時の替え歌だった。


で、3人目が梅垣義明
そう、梅ちゃんですよ。


おなじみの越路吹雪の様な衣装で登場の梅ちゃん。
いきなり舞台から客席に降り、あたかもディナーショーの様に客の間を歌いながら練り歩くんですよ。
まぁ毎度の彼(彼女?)のスタイルなのですが。
シャンソンを歌いながら、その合間にピロピローと紙が伸びる笛を頭の色々なところから伸ばすのには場内大爆笑。
この時、通路においてあった私の荷物で梅ちゃんがつまづくというハプニングが発生。
梅ちゃん、素で「スンマセン。スンマセン。」と私に謝ってました。
悪いのはあんなとこに荷物を置いた私だよ…ゴメンね、梅ちゃん。


最前列に自称小学5年生の男の子がいたんです。
WAHAHAのファンらしき父親に連れてこられたみたいなのですが、その子が今回の梅ちゃんのターゲット(笑)


小学5年というのを聞いた梅ちゃんがまず最初に言ったのは「小学5年でこんなの見に来てんのか?お前、馬鹿じゃねーの?これから見せる芸は子供が見るもんじゃないんだよ」と大罵倒。
続けて「親の顔が見て見てーよ」と父親の顔を覗き込むというのに始まり、「今日は男の仕事を見せてやる」といつもの下品芸(苦笑)をやる梅ちゃん。
もうね、あの面白さを言葉に出来るほどのボキャブラリーが私にはありません…。


最後はお約束の「ろくでなし」&春日井のグリーン豆WWWW
ご存じない方にご説明申し上げますと、メンソレータム(リップ用)を鼻にグリグリと塗り、そこへ豆を詰めて歌いながら飛ばすというのを梅ちゃんはやるんです。
汚いですよ、ハッキリ言って。
でもね、なぜか豆を当ててもらいたくってしょうがないんだよね、みんな(苦笑)
たぶん、今年一番笑った舞台だったかも。
9月にシアターアプルの舞台には是非行かせていただきますm(__)m


お仲入りの後にトリの風間杜夫が登場。
呼び出しは蒲田行進曲
ネタは自らが舞台で演じた事があるという「居残り左平次」
私は彼の高座を見るのは初めてなのだが、何度かこういうのが過去にもあったらしく、その所作や噺っぷりはなかなかのもの。
下手な前座なんかよりもずっと堂に入っている。


枕も洒脱で良いし、本題の噺も小気味良いテンポが聞いていて楽しい。
途中、何箇所か台詞をまくし立てる様な場面があるのだが、そこで妙な圧迫感やカミカミなのを見せないのはさすが役者というところだろう。


総じて悪くないのだが、なんかどこか物足りない。
上手にやりすぎてるからなのかな…。


というか、梅ちゃんの後だけに誰が何をやっても物足りなさというのは出ちゃうかもね(苦笑)