Mr.Moonlight 西へ 初日(9/22)①

会津屋のタコ焼き

3連休に絡めて約1年ぶりに大阪へ行く事となった。


2年ほど前、会社が関西事務所を閉鎖したのだが、その時現地に残された固定資産の処分に関する打ち合わせ等をするのが目的。
要は敗戦処理投手みたいなもんだ。


年内に終わらせるくらいの感じでよかった案件なので、別に今の時期でなくともよかったのだが、9/23に大阪国際会議場後藤真希のコンサート(しかも誕生日コン!)があるのでそれにあわせて行く事とした。
「あくまでも」メインは仕事、後藤はおまけ(核爆)


11時過ぎの飛行機に乗り、約1時間。
伊丹にある大阪空港に着く。
今回の大阪行き、新幹線か飛行機かでちょっと悩んだ。
飛行場から市街地まで若干時間がかかるものの、新幹線のトータル時間と考えればまぁまぁこちらの方が楽という理由で飛行機にした。


機内放送で落語を聴く。
一番最初の演者の名は忘れたが、2組目が昭和のいるこいる師匠。
う〜ん。
やっぱり、のいこいさんはあの動きがないと面白さが半減するみたいだな(苦笑)
トリとなる3組目は林家きくお
言わずと知れたあの笑点林家木久蔵の息子。
今まであまり気にしていなかったのだが、飛行機って機内放送が多いよね。
やれ「ベルトサインが消えました」だの「気流が荒れて」だの。
その度に放送がプツプツと切れてしまい、興がそがれる。
あげくの果てにきくおが最後のオチを言う直前で到着してしまったものだから、非常に心地悪い。
あの噺のオチは何だったんだ?


飛行場を出る前にエスカレーターで思わず左側に立ってしまう。
周囲を見るとみんな右に立っており、そういえばこちらは右だったなと東京との違いを再認識。
空港から出ると予想外に住宅があるところなのに驚く。
もしここで墜落事故とか起きたらどうするんだろ?


第一目的地の八尾へ行く途中、鶴橋で時間調整をする事とする。
ちょっとした朝鮮人街が駅に隣接しているので、ブラブラしながら食材なんかを見て回っても楽しいからね。
ホームから階段を下るといきなりブックオフがあった。
なんと店内に改札があり、そこから駅に入る事は出来ないけど、店には入れるようになっているという仕組。
東京でも「エキナカ」といって駅の構内にある店というのが珍しくないが、改札から直接行けるブックオフというのには驚いた。


面白そうなので入ってみるとそれほど広い店ではない。
ちょうど突き当たりのところにDVDと写真集売り場があった。
なんとなく見てるとハロー系のものが意外と多い。
東京じゃあまり見かけないし、あっても似たようなのばかりなんだよなと思っていると…ゴロッキーズ上下巻が半額で売っていた。
勿論、初回限定のカード付。
EXTRAは持っているし、そもそもTVを全部録画しているから別に買わなくても良いんだけど…気づいたらレジに行ってた(爆)
今回、大阪へ行って一番最初に買ったもの…ゴロッキーズDVD上下巻(中古)


店を出て朝鮮人街をウロウロ。
昼過ぎというのにシャッターが閉まっている店が多い。
閉店しているのか、夜からの開店なのかはわからないが、少々閑散とした感じがする。


しかしこちらの人は凄いね。
人がようやくすれ違えるくらいの幅しかない道に平気で自転車に乗って突っ込んでくる。
それが大阪スタイルなのか。


開いている店はどこも活気がある。
ちょっとした飲み屋なんかもあって非常に興味を引かれるのだが、仕事の途中なので我慢する。
その後、八尾まで移動し、一仕事。
御堂筋近辺で打ち合わせを済ませて本日…というか今回の仕事は終了♪
以後フリータイムです(爆)


移動中、なんなんタウンという地下街を歩いているとカウンターだけで、その場でタコ焼きを食べさせる店を見つける。
こういうのは東京ではあまり見かけないし、非常に大阪らしいのでなんとなく小腹もすいていたので入る事とする。
店の名前は会津屋。


とりあえず缶ビールとタコ焼きを注文。
気がつくとカウンターに何故か美味しんぼの単行本が何冊か置いてある。
どれも同じ巻だ。
読んでみると大阪の料理を紹介した巻なのだが、どうやらタコ焼きの元祖を作ったのがこの店の本店らしいというのが書いてある。


なるほど。
偶然とはいえ、元祖タコ焼きの店に入ったというわけか。
これは非常に興味深い展開。
缶ビールをチビチビ飲んでいると、出来立てのタコ焼きが出された。


大きさは若干小ぶりでキツネ色というよりもタマゴ焼きの色に近い。
美味しんぼによると明石焼きがそのモデルとの事なので、やはりこういう色になるのだろう。
生地に味がついているので、とりあえず何もつけないで食べてくださいとのせ説明を受け、熱々のを1つとってパクリ。


パリパリとまではいかないが、程よい硬さの表面。
一口かみ締めると出汁で味付けられたトロトロの生地とプリンとしたタコが出てくる。
うむ、これは素直に美味い。


と思いつつ2個3個と食べるが…飽きた。
出汁の味は上品だし、タコもプリプリして美味い。
だが、味が単調なのだ。
なので食べているとどうしても飽きてしまう。
付け合せとしてソースなどもカウンターにおいてあるのだが、それを使うと最初のコンセプトから外れてしまうような気がする。
でも「タコ焼き」という範疇では私が過去の食べたものの中でトップクラスの美味しさなのは間違いなかった。
これから食べる事が出来る大阪の食に期待が膨らむ。


実は今回の大阪行きでどうしても食べてみたいものが一つあった。
それは「ドテ焼き」
東京に無いとは言わないけど、まず見かけ無いんだよね。
なのでどうしても食べてみたかった。


大阪在住の友人に連絡をし、ドテ焼きがどこで食べられるかを聞いてみる。
「たぶん新世界とかに行かなきゃないんじゃないの?」と素っ気無い回答。
しかも言葉の裏に彼が持つ「新世界」への禁忌感のようなものも感じられる。
こりゃ〜「新世界」も行かなきゃならんかな。
(続く)