Mr.Moonlight 西へ 初日(9/22)②

見た目も悪いよな…

時間も時間なので新世界までは行きたくないなぁと思いブラブラしていると「道頓堀極楽商店街」という看板を見つける。
どうやらフードパークの様な場所で、串焼きを始めとする色々な大阪の食べ物を食べられるらしい。


入場料は350円。
グルグルとわけのわからないところを探して回るよりは間違いがないので、迷わず入る事にする。
入場口でエレベーターを待っていると案内の女性が「今日はスーツのお客様が入場無料です」と無料チケットをくれた。
ラッキー♪


中の雰囲気は横浜にあるラーメン博物館によく似ている。
違うのはあちらがラーメン屋しかないのに対して、こちらは様々な店があるという点。


まず最初にドテ焼きを食べる。
食べたかったというのもあるけど、単に一番最初に見つけた店がそこだったってだけなんだけど。
2本で250円。
この手の場所にしては安いと思う。
白味噌をベースにしたタレで煮込まれたスジがプリプリコリコリして美味い。
入り口でもらったパンフレットによると西京味噌と和歌山の金山寺味噌の合わせ味噌にショウガとネギを入れたタレらしい。
美味いし、東京ではあまり無い味なのだが何か違うんだよな。
妙に上品すぎる感じ。
別にドテ焼きが下品というのではなく、もう少し野趣あふれているというか。
良い意味でガサツな味を期待していたのだが…。
満足したけどなにかふに落ちない感じ。


そのままパーク内を冷やかし歩き、串焼き屋で落ち着く事にする。
このパーク内では珍しく列が出来ている店。
20分ばかり待たされて席に着く。
注文の前にソースの2度つけは禁止等の説明を受ける。


一部の食材が一本2〜300円だが、基本的には一本120円という値段。
やはりこういう場所とはいえ、価格はある程度のものでなければ客は入らないんだろうね。
これも大阪イズムというやつなのだろうか。


飲み物は赤玉パンチ(笑)
安いワインのソーダ割りなんてある意味こういう店らしくて良い。
適当に注文をし、出来上がるのを待つ。


「串は揚がるのに若干時間がかかるので、ドテ焼きかキムチだったらすぐ出せますよ」と店員。
この店のドテ焼きが気になり、二つ返事で注文。
出てきたのは…器に盛られたスジ肉とコンニャク。
味付けは赤味噌ベースのようだ。
美味いんだけど…これってただのモツ煮じゃないの?
ドテ焼きの真実に迷いながら食べていると串が次々に出来上がってくる。


最初はソースをつけ過ぎないようにと思っていたのだが、想像以上に薄いソースという事に気づき、そのうちドブンとつけるようになっていた。
衣にも若干味をつけているのか、厚めの衣のわりにはクドくなく食べられる。
スタンダードな食材が多い中、トマトという変り種があったので注文をしてみる。
フルーツトマトを使っているので暖かく甘い汁が口の中にジュワっと広がり、美味い。
普通のもう少し酸味が強い品種を使うともっと美味くなるんじゃないかなとも思ったのだが、水分が多いものを揚げるというのは難しいからね。
カウンター対面の店ではなかなか難しいのかもしれない。


ここで私がちょっとしたミス。
串揚げは揚げられてから自分の前にある置き場(?)に置かれるのだが、そこから自分の皿に移す前にソースをつけなくちゃいけないんですよ。
実は2度つけと同じくらい重要なルールで、食べる前にちゃんと説明をうけていたのだが、ウッカリそれをわすれてソースをつけていない串を皿に置いてしまったのだった。
自分の痛恨のミスにしばし唖然。


するとカウンターの向こうから店員が「キャベツでソースをすくってかけてください。」とアドバイスをくれた。
なるほど!
2度つけは禁止だが、多くつけることは誰も禁じていない。
という事はキャベツをひしゃくのようにしてソースをすくう事も反則ではないわけだ。
そんな自由な発想にちょっと目からウロコが落ちる。


そんなこんなで適当に飲んで食べても一人1500円弱。
やはりこの手の場所にある店にしては安い。
まぁそれほど長い時間いたわけでもないので、回転率を考えると意外と良い客単価なのかもしれないけど。


そのままそこを出て、夜の街をプラプラ。
東京でも最近増えた無料の風俗案内所がいたるところにある。
ただ、東京と大きく違うのは表に出ているのが皆ホストクラブだという事。
さすがに堂々と入っていく女性は少ないが、乳母車を押しながら店に入るヤンママ2人組を見かけた。
パワフルだなぁ〜(笑)


夜も深けてきたのでカプセルホテルにチェックインする事にするが、その前にタコ焼き屋でタコ焼き購入。
戎橋の隣の橋のたもとにある本家日本一「大たこ」という看板が出ている店。
たこ焼き屋が2軒並んでいるので「隣の店とは一切関係なし!」とも看板に書いてある。
以前に来たときも見かけた店だし、それなりに歴史がありそうなのでとりあえず買ってみる。
しかし客引きの兄ちゃんがしつこくてうるさい。
前はこんな事なかったと思うのだが…。
なんとなくその場で食べる気がしなかったので持ち帰りにする。


「日本一大たこ」と大きく書かれた紙袋に入れてお持ち帰り。
店の宣伝になるからなのだろうけど、コスト的にあうのかな?と心配になるくらいちゃんとした袋だった。


エムザ1000にチェックインをし、ひと風呂浴びる。
カプセルに戻って缶ビールでさきほどのタコ焼きを食べる。
(本当は持ち込みは不可)


少し冷めているというのを差し引いても不味いタコ焼きだった。
かかっている鰹節もただかければ良いってだけみたいだし。
よくタコ焼きに鰹節がかかっている事があるが、やはりあの鰹節は血合いの少ないやつを細かく削ったやつが一番合うんじゃないかと思うんだよね。
大きく削られたやつだと見栄えはいいけど、削り節がソースを吸ってしまい、べチャべチャになってしまうだけだしさ。


夕方食べた会津屋のタコ焼きとは全然違うもの。
ある意味ジャンク色豊かなタコ焼き。
やっぱり持ち帰ったのは失敗だったかな。
これもまた良い経験。


という事でこの日は就寝…
o( _ _ )o...zzzzzZZ