ぜりーふらい
「ゼリーフライ」という食べ物をみなさん御存知だろうか?
最近はネットの普及でかなりその知名度もあがっているようだが、それでも埼玉県行田市を中心としたあたりでなければ食べられない代物なんですよ。
名前と違って実際は「ゼリー」のフライではなく、オカラとジャガイモを混ぜたものを衣をつけずに揚げたもの(要は素揚げかな)らしく、何故こういう名称になったのかは不明。
地元では「銭富来」という当て字も使われているんだとか…。
そもそも行田近辺で「フライ」というと一般的にフライと呼ばれているものとは違うものが出てくる事があるそうで、どうやらその辺はたまたま同じ名前の郷土料理という事になっているみたいです。
で、話はもどって「ゼリーフライ」
これがさ…ずっと食べたかったんですよ。
その存在を数年前に知ってから(笑)
でも行田まではなかなか行く機会が無いし、わざわざゼリーフライのためだけに…という躊躇の気持ちもあったりしたんです。
ところが今回、それをようやく食べる事が出来ました!!!!!!!!
親しくさせていただいてるマガ発行人さんがそちらの方面にお住まいとの事で、無理にお願いして買ってきていただいたんです!
受け渡しはスポフェス会場ww
「冷えちゃってて美味しくないですよ」と前置きされながら渡された包みの中にはゼリーフライが3個。
形は銭というよりも江戸時代の上方で流通していた丁銀みたいな感じ。
ところが持ってみると見た目以上にズッシリとしている。
ソースに浸してあるというのも前情報通りだが、決してベトベトした感じではなくサラっとしている。
まずは一口…。
持ったときのズッシリ感を裏切らない身の詰まりようというか、固さがある。
固さといっても本当に固いのではないけど。
ソースが濃い目の味なのだが、そのくせサッパリとした後味。
これ…普通に美味いよ。
確かに冷めてはいるのだが、ソースがゆるめで固まっていないから普通に食べられる。
別にこの冷めた状態でも、白いご飯と一緒に食べたらかなり幸せな味かも。
結局、3個いただいて完食しちゃいました♪
発泡酒のいいおつまみだったな。
今回のゼリーフライがどこの店のものかは聞かなかったが、どうやら店によってソースや具の味が微妙に違うらしい。
勿論、今回は冷めたのを食べているので暖かい出来立てのものの味ともそもそも違うし。
なんかまた食べたいし、もっと食べたいよ〜。
誰か東京近郊でゼリーフライを手ごろに食べられる店を教えてくださいm(__)m
追伸…私がゼリーフライを食べたいといったばかりに、持ってきてくださった方の前日の晩御飯はゼリーフライだったそうです。
私の我がままにお付き合いさせちゃってスイマセンm(__)m