よしのや

MrMoonlight2006-09-18

BSE問題で約2年7ヶ月の間販売を中止していた吉野家の牛丼が今日1日100万食限定で復活との事

昔から松屋とかは結構行った事があったんですけど、吉野家で牛丼って実はあまり経験がなかったり

別に嫌いだったわけじゃなく、単に自分の行動範囲の中に店が無かったというだけなんですけどね
皮肉な事にBSEで牛丼が無くなってからの方が行く回数が多かったりします
豚キムチ丼とか大好きだし


なのであまり吉野家の牛丼には思い入れとかがあるわけではないのですが、やはり職業的興味はあるので食べてみました


感想…美味いんじゃない

昔食べた時はもっと甘ったるくてベタついたイメージがあったんだけど、甘さも控えめだし汁もサラッとした感じ
肉質が以前のものと違うのでそれに汁の味をあわせたとの事なんだけど、さすがは「牛丼一筋」のポリシーの元で大きくなってきた会社のものと思わせるだけの味ではありましたね

価格は以前と比べて若干値上がっているとの事だけど、以前が安すぎただけで適正価格と言っても問題はないと思われる範囲
でも吉野家的にはコスト高の問題もあってかなり厳しい価格なんだそうな

今回は1日限定だったけど、10/1から引き続き限定ではあるもののとりあえずの復活をする事が決まっているそうです


そんな吉野家牛丼の原料となるアメリカ牛だけど、私は基本的に輸入反対派です

牛丼にしても今回は食べたけど次は食べないかもしれない

輸入が開始された当初は注目もされるし普段の何倍も気を使って検査をされると思うんです
検査だけじゃなく、出荷するほうも気を使って少しでも良いものを出そうとするだろうし

でも時間が経って輸入する事が普通になってきちゃうと絶対手を抜いたり、故意では無いにせよ変なのを入れてくるのとかが出てくると思うんですよね


肉ではありませんが、数年前輸出用カット野菜を作っているアメリカの工場を視察した事があります

もうね、食品工場じゃないよ
衛生もモラルも

日本人の感覚だと食べ物を作る際に「自分が食べるものと思って作れ」というのが必ずあるんだけど、向こうの人はその逆で「自分が食べるものじゃないから良い」という感覚なんですよ

それでいて制菌数とか衛生的な決まりは厳しいので薬品処理等に頼らざる得ない


ガスマスクをつけた作業員がプールの消毒槽に入ってる何倍も濃い濃度の塩素が入った液に漬けたレタスとか食べる気になります?

水道水で洗浄しても涙が出そうなくらいキツイ塩素臭のそれを見て「こんなのを出すの?」と聞いたところ「飛行機に乗って日本に着く頃には塩素が飛んでるから大丈夫」と言われて納得出来る?

肉と野菜ではジャンルが違うし、あの頃と今とではそういう部分は改善されていると強く信じたいけど、それでも私はあの国の食べ物は基本的に信用してません

本当は吉野家の牛丼にしても食べたいし、信用したいんだけどね…

まだまだ難しい問題な気がします